首痛、首こり、寝違い、頚椎症、肩こり、肩関節痛(肩関節周囲炎:四十肩や五十肩)、腕や指の痺れ、腕の痛み(頚肩腕症候群)について。

まず最初に、これらの症状の仕組みについてお伝えします。

首肩・肩関節・指腕の症状の仕組み

症状が出ている場所は、各々違いがありますが、これらの症状をシンプル簡潔に説明すると、背骨の問題と背骨の隙間から出ている自律神経の圧迫が原因となり、

その結果として【首肩/肩関節/指腕】の症状が出ています。

首肩こりのロゴ画像
首が痛い人のイメージ画像

ですから、首が凝っているからといって、首の筋肉が症状の根本原因になっているわけではありません。

頚椎の歪みに伴い、神経圧迫が生じ、その過程で【首こり】が生じてくるのです。

肩こりも同様です。

肩の筋肉が凝っているからといって、肩の筋肉(僧帽筋)が症状の根本原因になっていわけではありません。

下部頚椎~上部胸椎あたりの背骨が歪み、同部位の神経圧迫が生じ、その過程で【肩こり】が生じてきます。

腕と肩関節が痛い人のイメージ画像
腕と肩関節が痛い人のイメージ画像

腕の痛みや痺れ、肩関節の痛みも同様です。

症状が出ている所の関節や筋肉が症状の根本原因というわけではありません。

※もちろん打撲や外傷の場合は除きます。

腕や指の症状(頸肩腕症候群)であれば、指や腕に関連している背骨(頚椎、上部胸椎)の歪みによって、神経圧迫が生じ、その結果として頸肩腕症候群が生じてきます。

肩関節痛の場合は、肩関節に関節ネズミがあったり、石灰化が進んでいる場合は省きますが、

肩関節周囲炎(四十肩、五十肩)の場合は、頚椎~上部胸椎の歪み、鎖骨、肋骨の位置変異(歪み)、肩関節のアライメントがずれる等の要因により、結果的に症状が出てきます。

首肩・肩関節・腕の症状

肩こりの人は、頚椎~上部胸椎の歪みと頚胸椎の隙間から出ている神経圧迫によって、症状が出ています。

首痛、首こり、寝違い、頚椎症など…首全般の症状の人は、頚椎の歪みと頚椎の隙間から出ている神経圧迫によって、各症状が出ています。

首こり肩こりの人のイメージ画像
首こり&肩こりの人のイメージ画像

腕の痛みや痺れ(頸肩腕症候群)、指の痺れは、頚椎~上部胸椎の歪みと頚胸椎の隙間から出ている神経圧迫によって、症状が出ています。

腕痛の人のイメージ画像
腕痛の人のイメージ画像

肩関節痛(注:石灰ネズミ、石灰化のケースは除く)の人は、頚椎~胸椎、鎖骨、肋骨の位置変異、肩関節のズレに伴い、肩関節の可動域制限が生じたり、痛みが出てきます。

肩関節痛の人のイメージ画像
肩関節痛の人のイメージ画像

症状に関するQ&A

Q.頚椎、胸椎の歪み&頚胸椎の隙間から出ている神経圧迫で首や肩、肩関節、腕に症状が出てくる、という説明はよくわかりました。しかし、例えば、同じ部位の背骨が歪み、神経圧迫が生じているのに、なぜ異なった部位に症状が出るのですか?

院長田村のイラスト画像
院長田村のイラスト画像

以下、お答えいたします。

まず、背骨が歪み、背骨の隙間から出ている神経が圧迫されます。

そして、圧迫された神経の働きが悪くなり、それに比例して筋肉が凝ったり、血流が悪くなったり、痛みが出たりするのですが、

では、背骨がどのように歪んでいるのか?そして背骨の隙間から出ている神経のどの部分を圧迫しているのか?ということが、この質問の回答の鍵になっています。

後ろから見た背骨椎骨の画像
後方からみた背骨のイラスト画像

以下、専門的な話になり、ややこしくなってしまいますが、ご了承ください。

まず、背骨の歪みに関してですが、背骨の歪み方は【前後・左右・回旋(捻じれ)】というのが歪みの代表格なのですが、それ以外にも【傾き】という歪みもあります。

そして、厄介なことにこの傾きには【前後・左右・斜め】での歪みがあるのです。

つまり、同一の椎骨が歪んでいる場合でも、様々な歪みのパターンがある、というわけです。

椎骨に様々な歪みのパターンがある関係上、神経圧迫の部位も、歪みのパターンに応じ、神経圧迫部位が異なってくる、というわけです。

それが故に、同一の椎骨が歪んでいても、異なる部位に症状が出たり、異なる症状が生じてくる、というわけです。

整体時のQ&A

Q.【背骨の歪み&神経圧迫が症状を誘発している】ということが良くわかりました。では、整体を行っているときは、症状に関連している椎骨を修正したり、神経圧迫がなくなるよう行っている、ということでしょうか?

院長田村のイラスト画像
院長田村のイラスト画像

以下、回答します。

シンプル簡潔な回答で言うと【YES!】ということになります。

しかし、実体を言うと、そういう場合もあるし、そうではない場合もある、ということになります。

どういうことかと言うと、背骨の歪みを解消させたり、神経の圧迫を解消させるとき、マニュアル通りにいかないケースのほうが多いからです。

※マニュアル通りの場合もあるにはありますが、大半は、そんな単純なものではありません。

背骨の歪みは、一つ一つの背骨(椎骨)と相関関係を保ちながら存在しています。

また、背骨の歪みは一朝一夕にして出来上がるものではありません。

更に言うと、椎骨の歪みは単独で存在しているわけではなく、全ての椎骨と相関関係を保ちながら存在しているのです。

背骨の歪みのイラスト画像
背骨の歪みのイラスト画像

なので例えば、頚椎の1番が歪んでいるからといって頚椎一番だけを治すとか、頚椎の5番が歪んでいるから頚椎5番だけ治すとか、

「そのようなマニュアル的な整体では効果が出にくくなってしまう」ということです。

どうしてかというと先ほど述べたように、背骨の歪みは各々の椎骨と相関関係を保っており、また各々の椎骨も背骨全体との相関関係を保っているからです。

つまり、簡潔にいうと【背骨の歪みは、色々複雑に絡み合っており、単純なことではない】ということです。

このような背景があるので「マニュアル通りの骨格調整は成立し得ない」と私(院長田村)は考えています。

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