「自分の性格が悪いから」だからパニック症になってしまったのでしょうか?そう思えてなりません。

という内容の話をパニック症でお困りの患者様から聞くことがあります。
結論から言うと【性格の問題】で症状が出たり悪くなるわけではありません。
あくまでも【体の問題】として症状が出たり悪くなったりします。
例えば、2000年初頭あたりまでは【自律神経失調症】という症状名はあまり知られていませんでした。
ですから昔は、自律神経失調症のことを仮病とか怠け者病などと揶揄していた時代があったくらいです。
パニック症という症状名も、一昔前は認知度が低かったように記憶しています。
それが故に、一昔前の自律神経失調症のように【仮病】や【怠け者病】のような印象が残っているのだと思います。
そんな背景も手伝ってパニック症は、性格や心の問題で生じてくる、という【誤った印象】を持ってしまったのだと思います。

ですからまずは、パニック障害でお困りの人は自身の性格や心の問題で、症状が生じているわけではない、と正しく認識する必要があります。
なぜなら、症状の原因について【正しい認識】を持っていないと、誤った方向で努力するようになってしまうからです。
具体的に言うと、根性や気合で症状を治せる!と勘違いしてしまうのです。
結論を言うと、パニック症は根性論で治るようなものではありません。
体を良くしていく過程で自然治癒へ向かうものです。
症状の原因について正しく認識していないと、正しい方策をチョイスすることが出来なくなってしまいます。
そういった意味でもパニック症でお困りの人には、このような実情を知って頂きたいと思います。
パニック症、不眠症、頚性うつなど、自律神経系の不定愁訴の原因&機序(メカニズム)についての情報です。
町田市 整体 たむら整体治療室