多くの患者さんと接していると、肩に力が入っていたり、力んで肩が上がっているような人が、一定数いらっしゃいます。

結論から言うと、肩に力が入っていたり、肩が上がっているような状態は好ましくありません。

肩の力み癖│イラスト画像
肩が上がっている人のイラスト画像

しかし一人の患者さんに確認すると

「肩に力を入れたり、肩を上げていた方が、精神的に落ち着く」と教えてくれました。

この件に関して補足しておくと、

人間の体と心は通じ合っています。

例えば、呼吸が浅くなると精神的に落ち着きがなくなってソワソワしてきます。

また、猫背になっていると自信なさげな状態になってしまいます。

逆に胸を堂々とはっていると、気持ちも前向きになりやすく堂々としていられます。

このように人間の姿勢や力の入れ具合と、心の状態は関連しあっています。

また肩に力を入れたほうが精神的に落ち着く、というケースは珍しくないと思います。

おそらく、肩に力を入れることによって、自身を守っているというか防御しているのだと思います。

それが故に、心理的に落ち着くのだと思います。

しかしそういったことを踏まえた上でも、肩に力を入れ続けたり、

肩が上がっている状態は、やはり好ましい状態とは言えないのです。

整体的にも体術的にもNG

前述したように、

肩に力を入れ続けたり、肩が上がっているような状態は整体的にいうと好ましくありません。

院長田村のイラスト画像

力み癖を助長することになりますし、それが肩凝りや背骨の歪みにも通じてくるからです。

また、体術(身体操作)的にいうと、かなりNGな体の使い方の一つとなります。

理由は武術的な身体操法に関連してくるので、ここでは敢えて触れませんが

端的にいうと、「誤った体の使い方の一つ」ということになります。

そして誤った体の使い方を続ければ続けるほど……

体の疲弊度は高まり、体を傷める要因になってしまうのです。

そういったことを回避するためにも、肩を上げる癖、力み癖は解消した方が良いのです。

肩が上がる癖の解消方法

まず最も重要なことは、前述した内容を把握しておくことです。

そして自身で「肩を上げない」

「肩の力み癖をなくす、或いは減らす」

と認識することが重要です。

このような情報と認識を持っているか、いないかだけでも違いが出てきます。

ですから先ずは、上記事項を認識し

自分で自分の体をコントロールするよう心がけてみてください。

それが最初の第一歩となります。

次いで、院長田村が推奨する方法は自律訓練法です。

体操の初心者でも簡単にできる方法なのでぜひ試してみてください。

自律訓練法1

まず最初に肩を出来る限り上へ持ち上げます。

その際、肩の周りの筋肉(僧帽筋)にしっかり力が入っているような体感(力感)を感じるようにします。

この体感(力感)があるか、ないかによって効果が変わってきます。

※しっかりと力感を感じられる人の方が効果が高くなります。

力感を感じられない人は、感じられるようになるまで繰り返し、時間をかけて行ってください。

そして力感をしっかり感じられた人は、その状態をしばらくキープします。

心の中で10~20くらい数えてください。

自律訓練法2

それから、パッと力を抜き肩を元の状態に戻します。

イメージ的にいうと、脱力してストン!と肩を落とす感じです。

そしてこの脱力感をしばらく感じます。

この工程を2~3回繰り返し行います。

肩の力み癖や肩が上がる癖を持っている人は、ぜひ試してみてください。

ご留意】:自律訓練法の効果は、力を入れた個所の体感(力感)をしっかり感じ取れるか?否か?で決まります。

しっかり力感を感じ取れるようになるまで繰り返し行ってみてください。

尚、体操の効果には個人差がありますので、その旨ご了承した上で取り組んでください。<m(__)m>

また当体操のやり方がわからないので、詳細を全て教えてください!というお電話でのお問合せはご遠慮ください。

但し、メールでのお問合せは歓迎しております。