
股関節が痛い人や違和感を感じている人、
或いは、股関節の動きが悪くなっているような人には、股関節の運動をお勧めします。
また股関節痛の男女比率を言うと、女性の方が圧倒的に股関節痛の割合が多いです。
その理由は、男性に比べ、女性の方が筋力が弱いことやご出産に伴う骨盤の影響、
或いは、骨盤の形がそもそも男女異なっているため、このような相違点から股関節を痛める割合が高くなるのだと思います。
しかし元々の相違点(形質的違い)を理由に、痛くなって当然!と諦めるのではなく、痛くならないような状態に仕上げていくことが肝心です。
そのためには、やはりトレーニングが必須になってくると院長田村は考えます。
股関節の外転運動レクチャー

まずは股関節の外転運動の紹介です。
※外転運動とは、足を外側へ広げる動作のことです。
この動きは日常生活時において、積極的に大きく動かすようなことは少ないです。
それ故に、開脚などの可動域(柔軟性)が乏しくなってしまったり、筋力が弱くなりやすい傾向があります。
そういった弱化を避けるために、股関節の外転運動をお勧めします。
股関節の外転運動の基本姿勢は、上記イラストのように横向き姿勢(横臥位)になります。

基本姿勢から、上側にある足を開脚するような感じで挙上させます。
※【注意点】挙上させる足は、体側に沿って挙上させます。
つまり、挙上させる足を、体側より前方向で挙上させたり、後方向で挙上させないよう行う、ということです。
体側に沿って、一線上に足を挙上させるよう行って下さい。
イラストのように足を挙上させたら、股関節の外部(中殿筋群)あたりに力感を感じるはずです。
この力感を実感できるまで上げ続けてください。
そして力感を感じてから、心の中で10~20くらい数えて1セット終了とします。
当工程を複数回繰り返します。
股関節の内転運動レクチャー

次いで、股関節の内転運動です。
内転運動とは、足を内側へ閉める(閉じる)動作のことです。
基本姿勢は横向き姿勢(横臥位)です。
併せて、上側にある足を前方向に置きます。
※【補足】下側の足を体側に沿って挙上させる運動なので、足がぶつからないよう上側の足を前方向に置く必要があります。
内転運動は、下側の足を体側に沿って挙上させます。

外転運動と同じく、挙上させる足を体側より前方向で挙上させたり、
後方向で挙上させないよう留意して行って下さい。
イラストのように下側の足を挙上させます。
そして、イラストのように足を挙上させると、股関節の内側(内腿)あたりに力感を感じるはずです。
この力感を実感できるまで上げ続けてください。
そして、この力感を感じてから、心の中で10~20くらい数え1セット終了とします。
当工程を複数回繰り返します。
町田市 整体 たむら整体治療室